30代前半・女性

私はコロナが流行り始めた2020年4月、仕事を失いました。

私は派遣社員としてIT系の企業に勤めており、勤続2年半でした。 某大手人材派遣会社の登録型派遣として勤務していました。

仕事内容は営業のアシスタントで、受注や発注の入力を中心に、その他アシスト業務を行なっていました。

多くの方がご存知の通り、派遣は不安定な職業で、基本的には同じ職場に3年しかいることができません。

そのデメリットも理解した上で、派遣社員として働いていたつもりです。

自分で言うのもなんですが、真面目さと一生懸命さを評価していただき、派遣先・派遣元の両方からかなり評価されていました。

そろそろ派遣の期限である3年に近づいたということもあ理、派遣先からは「直接雇用を考えている」旨のオファーもありました。

ただ、派遣先はそれなりの大企業ということもあり、上層部の決裁などに時間がかかっているので、はっきりとした提示はまだ先とのことでした。

そんな中で2020年、年始より新型コロナウイルスが流行し始め、直接雇用に関しての雲行きが怪しくなっていきました。

私の派遣先企業も政府や県の要請を受け、リモートワークなどを推進し始めました。

私も例に漏れず自宅での勤務が増え、会社には週2回ほどの出勤になりました。

皆が初めての対応で、手探り状態ながら試行錯誤して毎日の業務を必死にこなしていました。

そんな中でも、派遣の期限である夏は迫ってきています。

もし3年で雇い止めということになれば、早く別の派遣先を探さなれけばなりません。

しかし、世間がこのような状況で、面接などできるのでしょうか。

そもそも求人があるのかどうか、とにかく不安で仕方ありませんでした。

そして3月に入り久しぶりに出勤したオフィスで、部長に声をかけられ面談室へ。

「直接雇用の話が進んだんだ」と気軽に考えていた私ですが、それは全く違いました。

部長は「大変申し訳ない」と言い、直接雇用の話はなくなり、来月から出勤しなくて良い旨を伝えられました。

衝撃的な話で、私はどこか他人事のように聞いていました。

部長曰く、コロナ関係で売り上げが減り、人員を削減せざるを得ないとのことでした。

そこで候補に上がったのが、派遣社員として長く勤務していた私です。

会社はいつでも切れる存在として派遣社員を抱えていますが、私はそれを理解していたつもりです。

しかし、とても評価してくれて、直接雇用の話も出ているのに契約途中で切られるなんて思っておらずショックでした。

その後派遣会社からも連絡があり、正式に翌月で契約終了と決まりました。

おすすめの記事